【エルメスのシネマ体験「彼女と」】

 

7月に国立新美術館で行われたエルメスのエクスビションに行ってきました。。

映画の撮影セットに観客がエキストラとして参加しながら映画の撮影が進む、疑似体験です。


 

エルメスが思い描く女性像を感じ取れるます。

密かに埋め込まれたエルメスのメッセージを勝手に読み解いてみますね。

 

 

 

女性像はこんな?

自由でミステリアス、力強くしなやか。
居心地の悪い場所に我慢をせず、自分らしさを貫く自立した女性。

お洒落も流行に左右されない
自分スタイル。

 

都会の暮らしだけでなく、アウトドア、自然を愛し暮らす
動と静を合わせ持ったライフスタイル。

随所に感じる女性像はエルメスのファッションに通じますね。

そして、住まいは、

舞台はパリですが、ナチュラルでシンプルカジュアルな

北欧のエッセンスを感じるもの。

トレンドではなく、アンティークの椅子を張り地を変えて、

時代を超えて長く大切に使う。

照明はエルメスのスタンドに、
北欧のロングセラー、ルイスポールセンのペンダントランプ。

「彼女」の住まいもダイニングテーブルの形も正方形。

正方形はフランス語でカレです。

そう、エルメスといえばカレというスカーフが有名ですよね。

正方形の宇宙の中に様々な世界観が描かれたスカーフは、

自由の表現のためのスペースでもあります。


 

 

そして、リビングの壁、天井まで大きく作らた書棚は、

知性を表すアイコン。

階段は上方へ向かうメタファーでもあります。

室内は、程よく散らかっていて、動き、自由さ、好奇心が表現されていました。

 

このエルメスのエクスビションから感じたこと、読み取れたのは、

ファッションも、住まいも、
その人の生き方そのものを表すもの。

 

どう生きるかが、何を身にまとい
どんな住まいでどう暮らすかを表す。

 

生き方はファッション、住まいそのもの。

 

あなたはどう生きたいですか。

 

 

空間はあなたのエネルギーフィールド。

幸せはいつもここから。

 

高原美由紀