【売れる八百屋さんと売れない八百屋さん】

こんにちは。高原美由紀です。

 

最寄駅の改札前にある2つの八百屋さんを例に、

売れる八百屋さんと売れない八百屋さんの違いについて、

心理・行動学の視点から紐解きます。

八百屋さんだけではなく、他のお店づくりにも役立つと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まず、上の写真をご覧ください。

こちらはとても人気の八百屋さんです。

 

そして、下の写真は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつも上のお店はお客さんいっぱい。

下のお店ははまばらなんです。

商品は良いのにもったいないな、と気になっています。

 

その理由、心理行動的に明らかなのです。

 

改札前の通路となるスペースの出店では、

人が移動しながら見る

ということが前提なので、改札出てすぐの距離から、

 

○何屋さんかわかってもらえる。

○商品の魅力が伝わる。

 

ということが大切ですよね。

遠くから一瞬で八百屋さんとわかるには、色が大切です。

野菜というと、まずイメージする色は何色ですか?

 

葉っぱものの緑色。次に人参やトマトの赤やオレンジ、

そして、玉ねぎやジャガイモのの茶色ではないでしょうか。

 

 

下のお店は一番目立つところがシイタケとグレープフルーツ。

八百屋さんに買い物に行く!といって、

真っ先にシイタケとグレープフルーツを思い浮かべる人は

少なそうです。

 

だから、一目見て何屋さんかわかりにくくて、

近づいて認知した時には、もう通り過ぎてしまっています。

 

葉っぱ物は、あちこちに離して置かずに正面にまとめて立体的に置くのが良いです。

似た色ものをまとめてボリューム感を出して、緑色を強調すると良いでしょう。

 

 

緑の葉っぱの隣はオレンジ色の人参を置くと、

お互い引き立てあって色鮮やかに新鮮に見えますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうして、まず、お店に興味を持ってもらったら、

次は、レイアウト、動線、目線を人を自然に引き込んで、

自然に買ってもらえるようにすることが大事です。

 

 

最も目立つ位置には、その時期にお客さんが興味があるものを置きましょう。

では最も目立つ位置はどこでしょう?

 

 

答えは、人の視線の左側です。

 

そして、手に取りやすく見やすいように、

高さを持たせて地面から離すために木箱やダンボールの上に並べます。

 

 

右側のお店は、サイン、値札の付け方、書き方、値札の素材、位置も変えた方が良いですね。

 

現在つけられている値札、サインは、店舗型の有機野菜やこだわり食品の手法で、

お客さんを近くに引き込んでゆっくりと見ていただく売り方に合うものです。

 

ダンボールをカットしたものでよいので、マジックで大きく!

 

それが、イキの良さを出しますよ。

 

 

商品の魅力がお客様に伝わるお店になりますように!

 

 

最後までお読みくださりどうもありがとうございました。

 

 

空間は人生を変える。

高原美由紀